抜け毛が減れば毛も減り薄毛が進行する
多くの女性は毛が抜けることを嫌がりますが、抜け毛が減っても毛が成長することはありません。
また、毛が抜けることが薄毛の原因でもないのです。一番怖いのは、年がら年中抜け毛が少ない場合です。
抜けた毛は必ず生え変わってくる
年がら年中抜け毛が少ないと言うことは、その次の年には前年に抜けた本数しか生え変わってこないのです。
ですから、毛が増える為の本当の育毛の効果は、毛の生え代わりが正常化すること=抜け毛があることです。
毛の生え変わるサイクル
1本の毛は「初期成長期(古い毛が抜け、新しい毛が育ち始める)--成長期--退行期--休止期--脱毛期--初期成長期」を繰り返しています。
総本数10万本とか15万本と言われている毛が、男性なら2年~3年で、女性なら4年~6年で抜けて生え変わりを繰り返すことで、総本数を維持しているのです。
1年中抜け毛の少ないのは要注意
通常薄毛でない状態なら、抜け毛が多くても抜けた本数と同じくらい生え代わってきますから、多いから悪いということはありません。
抜け毛は少なくても、薄毛の人の場合は、「総本数を維持できるくらい生え代わっていない状態」と見るべきで、少ない抜け毛はのは要注意である場合が多いのです。
毛は抜けるからこそ増える
毛が抜けることと生え代わることは、表と裏の関係になります。だから、抜け毛をゼロもしくは減らして、毛のみを生やしたり、増やしたりはできないのです。
毛がフサフサにある人は、抜けた毛と「同じ太さ」で「同じ寿命」で「同じ本数」が生え代わってきているのです。薄毛の人は、そうなっていないと言うこと。問題は、抜けた後に「残った毛」と「生え代わってくる毛」にあります。
毛は抜けながら薄くなり進行する
ところが、実際には毛が抜けて薄くなり・進行していくので、たいていの人は『毛が抜けるから薄くなるのだ』と勘違いしているのです。
抜けた後に「残った毛」と「生え代わってくる毛」が、フサフサだった頃の毛よりも細く・寿命が短く・本数が減るので薄くなり・進行していくのです。
毛は抜けながら増える
育毛のケアを始めると、2ヶ月や3ヶ月で「抜け毛が減らない」「抜け毛が増えた」と言ってあきらめる人にときおり出会いますが、本来毛の増える育毛の効果は抜け毛の増減や見た目の急激な変化に出ません。
「抜けて生え代わって」を繰り返しながら増えていくものなので、見た目で良くなったのが分かるのは、最短で8ヶ月以上も先のことになります。
キャリア・深度・状態次第では12ヶ月や24ヶ月以上も先になることさえあります。
ヘアサイクルに沿って効果はでる
育毛の効果は、毛の生え代わるサイクルに沿って出てくるので、広告で見る4ヶ月前後の写真は、毛の育つサイクルを考えると「まずない」と言っていいでしょう。
進行すればするほど抜け毛は減る
薄毛のキャリアが長くなり、進行してくると、抜け毛は減ってくるのに毛が育たなくなって、毛の総本数も減っていきます。
季節や環境の変化にも関わらず、ずっと抜け毛が少なくなっているのが長年薄毛で悩んでいる人なのです。
頭皮の代謝が衰えている
頭皮の代謝が衰えてしまい、十二分に血が巡らなくなります。結果、抜け毛減って、細くなり、寿命も短くなり、本数も減っていくのです。
毛が増える為には
毛が本来の生え代わりを活発に行うように、頭皮と毛穴を元気な状態に回復するのが先決です。抜け毛は誰にもありますし、増えたり減ったりしますから、抜け毛があるからと言って心配しないで欲しいです。